公正証書遺言 遺留分
- 【弁護士が解説】公正証書遺言があっても遺留分の請求はできるか
公正証書遺言は、形式の不備による無効のリスクがほとんどない形式です。そのため「公正証書遺言があれば内容は絶対に守られる」と考える方も少なくありません。今回は、公正証書遺言と遺留分の関係を整理し、実際に遺留分の請求が可能なのかどうかを見ていきます。公正証書遺言とは公正証書遺言とは、公証役場に所属する公証人が、遺言者...
- 遺留分侵害額請求権とは?~手続き方法と時効について~
1 遺留分ご家族が亡くなった後、財産を分けようとしていたところ、遺言書に「長男に財産の全てを譲る」というような記載があり、他の相続人には一銭も相続取り分がない、というような場合があります。もちろん、他の相続人全員が納得していれば問題はありませんが、不公平感は否めません。この不公平を是正する制度が、遺留分制度となり...
- 遺言が無効になるケース
遺言は民法に定める方式にしたがわなければ行うことができず(民法960条)、民法上は普通方式の遺言として、自筆証書遺言(968条)、公正証書遺言(969条)、秘密証書遺言(970条)の3種類が規定されています。したがって、遺言方式に不備があり、民法上の要件を満たさない場合には、法律上の効力が発生しません。 〇自筆証...
- 公正証書遺言の効力|納得いかない場合はどう対処するべき?
遺言者から遺言内容を伝えられた公証人が、その内容を記述し、公正証書による遺言書を作る形式の遺言のことを公正証書遺言といいます。一般に、広く知られている遺言書の形式として遺言者が自筆で作成する自筆証書遺言が挙げられますが、一般の方がご自身で遺言書をいざ作ろうとすると、理解の不足により作成方法に不備がありせっかく作成...
- 公正証書遺言の内容は相続人に通知される?
公正証書遺言を作成した人が亡くなった場合、相続人に通知はあるのでしょうか。本記事では公正証書遺言の通知について詳しく解説します。公正証書遺言とは公正証書遺言とは、公証人という法律の専門家が公証役場で作成し、公正証書として残す遺言書です。公正証書とは、公証人が作成する正式な文書のことで、公証人は、法律に詳しく、公証...
- 【弁護士が解説】特別受益とは?遺留分侵害の対象になる?
本記事では、特別受益と遺留分侵害について、弁護士がわかりやすく解説します。特別受益とは特別受益とは、相続人が亡くなった方(被相続人)から生前に受けた贈与や遺言で受け取った財産のことをいいます。特定の相続人が多くの財産を無償で受け取ると、他の相続人との間で不公平が生じる可能性があります。民法では、特別受益について特...
- 甥や姪に相続できるケースと注意点について解説
甥や姪は法定相続人ではないため、代襲相続が発生する場合や甥や姪が被相続人の養子となっている場合にのみ相続が可能です。ただし、遺留分がないことや相続税の2割加算などの負担があるため、適切な準備が必要です。相続や遺言書の作成でお困りの際は、弁護士に相談することを検討してみてください。
- 【弁護士が解説】1人に全財産を相続させる遺言書の書き方
1人に全財産を相続させたい場合、遺留分への配慮が必要です。配偶者や子には、遺留分が認められています。たとえば、子が2人いる場合、全財産を長男に相続させる遺言を書いたとしても、次男は遺留分として一定の財産を請求できる権利があります。遺留分を無視して遺言を書くと、後にトラブルに発展する可能性があるため、注意が必要...
当事務所が提供する基礎知識
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相続における寄与分|...
親の介護を長年担ってきたのに、いざ相続の場面になると「法定相続分はみんな平等だから」と言われ、不公平に感じる方 […]

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交通事故の後遺障害|...
「交通事故の被害に遭い通院を続けているが、後遺症になると医師から伝えられた。後遺症については十分に損害賠償を受 […]

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養子縁組による相続ト...
相続が発生した際に相続人となるのは、被相続人の配偶者をはじめとする直系尊属、直系卑属、兄弟姉妹などがあげられま […]

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従業員から残業代を請...
■残業代を請求されたら近年においては、従業員のなかでも、自分の労働に見合った残業代がきちんと支払われているだろ […]

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家賃値上げの通知方法...
家賃の設定がもともと相場よりも低かった場合、都市開発により周辺の家賃相場が上昇した場合など、家賃値上げの必要性 […]

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不動産売買の契約解除...
不動産売買の契約解除はかんたんではありませんが、不可能ではありません。本稿で不動産売買の契約解除ができるケース […]

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弁護士紹介
弁護士中野 宗一郎
事務所概要
| 名称 | ゆずりは綜合法律事務所 |
|---|---|
| 弁護士 | 中野 宗一郎(なかの そういちろう) |
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